株価は誰のもの?
株投資メディアを立ち上げたきっかけ
はじめまして、株投資メディアの運営者です。
私がこの株投資メディアを作ろうとしたきっかけは、
私は、個人投資家として国内の個別銘柄の株取引を20年以上やってきています。
どの銘柄を売買するかを検討するとき、その銘柄の情報をいろんなサイトから情報を収集します。
そこで、こんなWebサイトがあれば、便利なのにという思いがありました。
普段、私はWebサイトの実装を本職としています。
昨今、AIの成長により、Webサイトの実装という工程は、ものすごくスピーディになりました。
これを機に、自分が欲していた株投資に必要な情報を盛り込んだWebサイトを作ろうと思い立ったのが、このサイトを立ち上げたきっかけです。
株の情報に対する認識が甘かった
こういうメディアサイトを作りたいという構成は、頭の中にあった。
それを形にする(公開する)スキルと環境もあった。
しかし、株の情報に対する認識が甘かった。
ざっくりと頭の中で思っていた構成は、各銘柄の財務情報と株価の推移をひとつの画面で確認でき、関係性などもまとめられる構成、グラフなどを用いた可視化もできれば良い。あらゆる情報を株価と関連付けて、その結果を見て、売買の検討ができるサイトにしたい。
サイトのドメインを取得し、AIを活用して、早速サイトを作り始めた・・・が、すぐに問題が見つかった。
個人が運営するレベルで、株価をWebサイトに表示することは、ほぼ不可能であることがわかった。
株価と株価データ
株価とは、市場で成立する価格で、その事実自体には権利はないが、上場している全銘柄の株価、過去の株価、リアルタイム株価、これらを収集しているデータ(データベース)には、提供元の利用規約やライセンスが適用される。もし、私が作るWebサイトに株価を表示する場合、提供元の利用規約やライセンスに従う必要がある。
中には、個人向けにAPIを提供しているところもあるが、それは個人利用・分析向けのサービスで、取得した株価データをWebサイトに表示することは、利用範囲外になる。
Webサイトに表示させるには、提供元からライセンス契約を結ぶ必要がある。
例えば、J-QuantsのAPIを見てみると、個人のLightプランは、月額1,650円と比較的安価で提供しているが、利用規約を見ると「データの第三者配信は禁止」とされている。つまり、個人で契約しても、Webサイトに株価を表示することはできない。
Yahoo Financeからの取得
Yahoo Financeは公式APIを公開していませんが、yahoo-finance2という非公式ライブラリが存在します。このライブラリを使用した記事も多数あります。実際に、株価を取得できるようです。
Yahoo Financeの内部JSONエンドポイントを利用したライブラリではありますが、Yahooの公認ではないことを明記しています。Yahoo Financeには、表示または提供される情報を再配布することを禁止する規約があります。内部的にYahoo Financeの情報を取得したyahoo-finance2という非公式ライブラリを使用しても、Webサイトに株価を表示することは規約違反となる可能性があります。
結論として
一旦、株価のWebサイトへの表示は諦めることにしました。個人で契約できるAPIは、ほとんどが第三者配信を禁止しており、非公式ライブラリを使っても規約違反のリスクがあります。そのため、株価そのものを表示するのではなく、株価データを元にした分析結果やグラフなどを提供する方向に舵を切ることにしました。